【エロゲレビュー】幸福のその先へ 『サクラノ詩 -櫻の森の上を舞う-』
《サムネ用》
みなさん、私です。
最近、ガチでリアルに実家の方が崩壊したナゼルです。
今回は『サクラノ詩』というR18ゲームについて語ろうかと思います。といっても私もこういった記事は初めて書きますので、かの有名なナイト〇ルト氏のブログを参考に作らせてもらっています。
では、いきましょう。
始まりは二年程前の夏────私の誕生日の時期でした。
K氏「エロゲ欲しいか?」
ワイ「パケ版がいいです」
K氏「は?」
↑実際の会話
もとよりこのゲームに興味はありましたし、このK氏からも勧められていました。しかしいつまで経っても購入しない私に痺れを切らし、FANZAのセールが重なったこともあり彼は誕生日プレゼントとしてこのゲーム分のDMMポイントを私に送りました。
まあ、セールだったのはDL版のみだったので後々私はパケ版を改めて購入しています。
近くの中古屋に未開封の物があったのでね、ええ……。
いつか布教用に使いたいな、と思います。
結果から言いますと、私がこれまでプレイしてきたノベルゲームで一番好きです。
プレイをまだしたことのない人向けの記事となりますので、出来る限りネタバレには配慮する形で進行いたしますが自己責任でお願いします。
目次
- どういうゲーム?
- 魅力
- Olympia(御桜稟√)
- PicaPica(鳥谷真琴√)
- ZYPRESSEN(氷川里奈√)
- A Nice Derangement of Epitaphs(夏目雫√)
- IV章 What is mind? No matter. What is matter? Never mind.
- V章 The Happy Prince and Other Tales(夏目藍√)
- VI章 「 」(TRUE END)
- 最後に
どういうゲーム?
一言でいえば芸術家たちのお話です。
才能と努力、環境や親。さまざまな要素が影響を及ぼす、その幸福の先で生きる彼ら彼女らの物語となります。
枕から発売されており、シナリオはすかぢを中心に複数名。
原画は狗神煌と籠目を中心に複数名によって作られています。
2015年の萌えゲーアワードでも大賞を受賞している作品となります。
あらすじ
春。
世界的な美術家である父の死により、天涯孤独となった主人公・草薙直哉は、親友である夏目圭の家へと世話になることに。
そこには、直哉が通う学園の担任である夏目藍や圭の妹で女優の夏目雫との交流が待っていた。
そして、新学期の到来と共に、遠い昔に転校した幼なじみ・御桜稟が、再び直哉の前に現れる。
風に巻く桜の花びらの向こう、それは、約束されていた再会の如く――。
時の刻みが想いを重ね、感情の奔流が形になるとき、そこで出会う光景とは?
物語の先にある幸福。 その先にある物語の形――。
サクラノ詩は、立ち止まる人とその先を歩き続ける人々の物語。
(公式HPより引用)
我々の視点となる主人公の名は草薙直哉。(右側の目を瞑っている方)
物語は彼の父、草薙健一郎という世界的な画家の葬式のシーンから始まり、歯車が動き始めます。
ちなみに左にいる白髪の子は夏目圭、本作のメインヒロインとなっております。
……男です。
6年前に引っ越してしまった幼馴染の御桜稟が編入してきたり、新入生としてこれまた幼馴染である氷川里奈と再会したり、直哉が暮らしていた部屋が使えなくなったことで夏目家の屋敷に住まわしてもらうことになったり、そこには教師&美術部顧問である夏目藍や女優名として草薙の苗字を使う夏目雫がいたり……。
序盤の時点で元々美術部部長である鳥谷真琴を含め、メインとなる美術部のメンバーは揃います。
え?
私は誰が好きかって?
………………
※攻略対象一覧
攻略対象外だったンだよッ!!!!!!
OPにも出てるし、黒髪ツインテ毒舌の後輩ンホォ♡とか思って進めてたら彼女の√なくて泣いたわ。
……取り敢えず共通√に彼女のパンチラがあるので、紳士諸君はそこをみてくれ。
私は10回ほど使わせていただいた。
ちなみに黒だ。
「パンツとは端的に言えば…装着されてはじめてパンツになるのだ!女性ものの薄い布地が、女性の丸味を帯びた肉体にフィットし、その香りを染み込ませる…それらがパンツをパンツたらしめる重要な要因だ。なによりも、そのパンツを穿いた人間が羞じらいを見せなくては、何もかもが無意味になる。つまり、重要なのは羞じらいだ。わかったか?」by草薙直哉
ちなみに彼女、川内野優美ちゃんなのだが氷川里奈の親友でありながら彼女に対してガチレズであり、何なら分岐で百合ENDがあったりする。
それはそれで尊すぎて涙が出る。止めてくれカカシ、その術はオレに効く。
まあ以前の作品でそういうの好きそうな人だなとは思ってたし。
ふたなりとかも好きっぽいよね。
また、目次を見てもらった時点で違和感があったと思うのですがこの作品、√選択というものがほぼほぼありません。
-
序章 O wende, wende Deinen Lauf Im Tale Blüht der Frühling auf!
-
I章 Frühlingsbeginn
-
II章 Abend
この3つは所謂共通√であり、選択肢によって会話に差が生じますが同じ物語です。
Ⅲ章は各々のヒロイン個別√になっておりⅡ章までの選択肢によって、
-
Olympia 御桜稟√
-
PicaPica 鳥谷真琴√
-
ZYPRESSEN 氷川里奈√ or 優美×里奈の百合END
-
A Nice Derangement of Epitaphs 夏目雫√
に分岐するのですが、最初に到達できるのは稟√及び真琴√のみ。そのふたつを終えることによって選択肢が増え、里奈√への分岐が可能に。さらに里奈√を終えることによって雫√への選択肢が増える、といった形になっています。
正直、千恋万花などに比べて分岐がわかりにくいから素直に攻略を見た方がいい。
尚、Ⅳ章以降に関してはタイトル画面に直接追加され選択肢を選ぶ必要は消えます。
余談ですがこのゲーム、登場人物がかなり多めです。
後述しますがそもそもシナリオ自体が膨大な量であり、さらにとある登場人物のせいで人間関係が凄まじくめんどくさいことになっています。
そのためプレイする際は何かしらメモを取れる用意をしておくといいでしょう。
その中にですが、明石亘というキャラが存在します。
私の想像する創作をする人間を体現したような人間であり、芸術のためなら割と何でもしていいと思っている感じです。
まあコイツ来ると大抵ギャグになるんですけど。
共通√での中心人物はこの人となり、というかコイツに振り回される形で物語が進行し、最終的にはとある作品を生み出すに至ります。
魅力
まずはこの文章を読んでいただこう。
それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
みんなのおのおののなかのすべてですから)
これはこの『サクラノ詩』というゲームで一番最初に出てくる文章です。
しかしこれはこのゲーム独自の物ではなく、『春と修羅』という詩の序という項の一節であり、その作者の名は宮沢賢治。
恐らく日本人であれば一度は耳にしたことのある名前であるはずです。
このようにこのゲームではいくつか実在の作品や人物、言葉を引用しており、何なら各章のタイトルになっていたりもします。
ここらへんね。
まあ宮沢賢治の名前ならともかく、作品を実際に見たことある人なんて少ないと思います。実際私もこの作品に触れてから読みましたし。
読まなくてもこれは『サクラノ詩』という作品ですので面白いとは思います。
考察などが捗ることに間違いはありませんが。
次に物語。
あまり深く喋るとネタバレになってしまうため多くは語れないのですが、このお話は各章がだんだんとパズルのピースのように情報を埋めていき、その全貌が明らかになっていく、というものです。
先述した通り、最初以外は√選択が強制されることもあって「?」となる部分がところどころに点在します。直哉の最初の行動とか意味わからんですし。
しかしそれが後々の章によって補完され、穴が埋まることで物語の筋が読めるようになるのです。
ちなみに各√には専用ED曲が用意されていて、そこで使われているイラストも必見です。
そういえば私、声優に全く興味ないのでわからないんですけどどうやらほかのエロゲーマーたちはそこに重きを置いている人も多いらしいので書いておきますね。
ヒロイン
その他メイン
- 夏目圭 VC.藤神司朗
- 川内野優美 VC.大花どん
- 明石亘 CV.中里圭太
- 吹 CV.鈴谷まや
またこの作品、体験版が配信されてるのですがクッソなげぇ。
共通√のⅡ章まで全部見れる。
2.3GBある。
ここまで紹介していてなんだが、尻上がりの作品というか全部読むことで完成という作品なので序盤で断念する人も多いらしい。
なので、まずそちらで試すのもいいと思われます。
最後に主人公が魅力的ということです。
これは意外にも重要な要素であって、作中においても圭は直哉のことを度々ヒーローと呼称します。
彼のことを簡単に言ってしまえば、
表層こそクールぶってこそいて無気力な生活を送っているのだが本質は熱血漢かつ負けず嫌い、自己犠牲すら厭わないその姿はまさにヒーロー。
尚、やはり主人公ということもあって朴念仁で鈍感。
また芸術の方面に関しても父が天才画家ということもあり、過去には80万円で直哉の絵を買った人物すらいたようですが…………。
尚、先ほどのパンツの件のように多くの変態的名言を残していきます。
どうやら身体もそこそこ良いものらしく、ヒロイン5人のうち2人をお姫様抱っこして走っていたりします。
ではここからは各々の個別√について簡単に語っていきます。
Olympia(御桜稟√)
もうビジュアルからしてヒロインですよこいつぁ……。
身長155cm B88/W59/H90 5月14日生まれ。
ちなみにですが攻略は恐らくこちらからの方がいいと思います。
物語の主軸となるのは、草薙直哉、御桜稟、そして謎の少女「吹」。
彼女が口にしたこの章の題にもなっているオランピアという単語を起点に、約6年前の真実に辿り着きます。
オランピアといえばマネの絵画が思い浮かびますが……?
☆属性
- 幼馴染
- ポンコツ
- 巨乳
- 妄想癖
- エロ漫画先生
- ドスケベ
- 性欲旺盛
ああ……、こいつは性根からえっちすぎるんだわ…………。
共通√にて往来で真琴ちゃんのパンツの中に手突っ込んだりしますよコイツ。
というのも彼女は幼少からのエロ漫画収集家であり、耳年増なんですよ。しかも幼馴染ということもあって、出会った当初から直哉に対する好感度はMAXみたいなもので、よくテンパって自爆します。ぐるぐるお目目が似合いますね。
かわいいね。(大声)
どうやら父を嫌っており、その理由は死んだ彼女の母親に関するものらしいですが?
物語としては一番最初となるため、いくつか不明点が残りはしますが御桜稟という少女と恋仲になる、という話としてはこれが収まりがいいはずです。
それはそうと大人になった稟ちゃんのおっぱいデカすぎんだろ……。
PicaPica(鳥谷真琴√)
身長158cm B90/W58/H89 2月14日生まれ。
この子は怒ってる顔が似合いますね。
一応、稟ちゃんよりおっぱい大きいんですけどこの子はどっちかっていうと脚が素晴らしいです。寝てる際に太ももにラクガキされたり、キックを放ったら足掴まれてパンツ凝視されたり(CGあり)。
物語としての評価は最初から選べるということもありイマイチです。
というより他の攻略対象と比べて直哉との繋がりが薄いんですよね。一年の頃から同じクラスの同級生で美術部借りてるから部長の彼女とは面識あるよ、くらいのね。いや普通これで十分で他が濃すぎるだけなんだけどもね。
しかしこの作品を語るうえで彼女は必須で、先述しためんどくさい事情も彼女の√であらかた語られます。
芸術の方面においては陶芸を中心に行っており、ブランド商品として高く評価されてることもあって才能は確実に存在しています。
ちなみに彼女の√ではヌードデッサンという存在がちょこちょこ出てくるのですが、その延長線上で被告人・草薙直哉君はこんなセリフを残しています。
「『にゅうりん』大切な事だ。それがなければ、乳房とお尻はなんの違いもなくなる。『乳輪』があるからこそ、その仄かなピンク色があるからこそ、おっぱいには価値がある。そして、さらにその先がある。『ちくび』もし、山脈に頂上が無ければ、人は山など登らないだろう。頂上があるからこそ、人は山を登る。『乳首』生まれた子供は、なぜ、生まれながらにして乳首から母乳が出る事を知っているのだろうか?それは、おっぱいには頂上があるからだ。」by草薙直哉
ね? バカでしょ?
私、そこまで乳輪に拘りがないんですけども芸術家ってみんなこうなんですかね。
☆属性
もう見慣れてて忘れてたんですけど、そういえばメイド服って男の一種の願望ですよね。感覚的にはこの子半分くらいメイド服着てます。
さらにメイド服の一枚絵では盛大にパンチラしてます。
えっちだね。
キャラクターに関してはまあ本当に正統派って感じです。
いうの遅れたんですけどこれ2015年のゲームなので今の人には合わない可能性もありますね。
正直「やっと付き合ったんかコイツら」って感じなんで。
みんな王道って良いモンだよ。
(手のひらグレンラガン)
ZYPRESSEN(氷川里奈√)
もうビジュアルからして妹キャラですよこいつぁ……。
身長153cm B92/W58/H86 9月4日生まれ。
でっけぇなあ……(心の声)
いや、どことは言わないんですけどね。
☆属性
- 妹キャラ
- 爆乳
- 後輩
- 病弱
- 幼馴染
二人目の幼馴染、ということですが稟とは面識がありませんでした。というのも直哉と里奈が出会ったのは稟が引っ越した後の話だからです。
芸術方面に関しては絵の分野で直哉や圭に評価されるほどの腕を持ってはいますが、公募などに興味はない模様です。
ちなみに戸籍関係、血縁関係においても直哉との繋がりがないのにも関わらず「精神的な妹」を自称しており、なんか普通にやばい。
病弱、と記載しましたが日光を避けてはいますが作中時間ではほぼほぼ治っているようです。
題の和訳は「糸杉」であり、これまた「春と修羅」ですね。
彼女自身、桜と糸杉には思い入れがあるようで。
物語としては真琴と同じく純粋なラブコメ、といった感じではある。
しかしやはり条件を満たさなければ選択できないということもあって、稟も真琴も知らないとある過去が語られます。
ここから彼の、草薙直哉という人間としてではなく、
芸術家 草薙直哉としての側面が垣間見えてきます。
優美との百合ENDですが、私の記憶が正しければ見なくても進行できます。
でも見ようや。
俺の推しの痴態はここでしか見れんのや(血涙)
レズセッ〇ス!!レズセック〇!!(心の声)
ああ、ちゃんと直哉と里奈のスケベシーンもありますよ。
クソデケェぞ。
ひとつなぎの大秘宝ってここにあったんだなって思ったよ。
A Nice Derangement of Epitaphs(夏目雫√)
本編開幕。
と言う他ないでしょう。
ここから物語の核に触れていくこととなります、が
取り敢えずは雫√でもあるので彼女のことから語りましょうか。
もうビジュアルからして元カノですよこいつぁ……。
身長151cm B80/W58/H79 12月12日生まれ。
一応、共通√のほうにもちょこちょこ現れており何やら直哉と面識があるような素振りを見せます。しかしあくまで初対面、知り合ったばかりを貫いていましたがその謎が語られます。
☆属性
- 無口
- 不愛想
- 下ネタ
- 女優
- 女学院生
- 控え目おっぱい
- 献身的
野外でOナニー☆(ゆずソフト感)
稟ちゃんもドスケベでしたがこちらは彼女とは違い、自発的に直哉に下ネタを仕掛けます。直哉もたちの悪い冗談だと受け流していましたが、どうやら本当にセックスアピールだった模様。
またここまで巨乳が続いていましたが遂に控えめなおっぱいが出てきましたね。
まあどっちも好きなんですけどね。
ちなみに69や野外セッなどなどを行う模様。あと何故か知らんけど見せ槍構図が無茶苦茶に合うし2回もある。
基本が過去の話になるのですが、彼女の下ネタ頻度がすごいので周りに人がいないかどうか、誰かに聞かれるような恐れはないかを確認してからプレイしましょう。
物語ですが先にも記述した通り、メインは過去の話となります。
時期でいえば草薙健一郎の葬式の少し前、死期を近くに控えた彼が帰国した時点から始まります。
既にそれまでのお話で草薙健一郎が何かをやった。詐欺師だ、という話が上がります。
その答え合わせとなります。
不可解な直哉の行動、直哉と雫の出会い、吹の正体にあの彼女の真実。
かなりのピースがここで埋まることとなります。
ところで皆さんは「九相図」、というものをご存じでしょうか。
今では呪術〇戦によって皆の知るところとなりましたが九相図とは、仏教の絵画のひとつであり人の死体が朽ちていく様を九段階に分けて描いたものとなります。
そして草薙健一郎の作品の中にはこれをモチーフに、桜の木の朽ちる様を七段階に分けて描いた「櫻七相図」というものが存在します。
雫とこの絵画がこの章のキモとなります。
そして生前、草薙健一郎は親としてではなく天才画家・草薙健一郎として、自分の息子としてではなく草薙直哉という一人の芸術家として彼をこう評します。
「美の不合理さをお前はよく体現しているよ」
「草薙直哉というのは、そういう芸術家だ」
かつて神童とすら呼ばれたその少年の隠された愚行が語られます。
ちなみにですが題を訳すると「墓碑銘の素晴らしき混乱」となるようです。
尚、私が一番好きなお話はこの部分となります。
IV章 What is mind? No matter. What is matter? Never mind.
画像はなしです。
というのも題名の通りⅣ章はヒロインの√ではありません。
語られるのは直哉の父、草薙健一郎と直哉の母である水菜という女性について。
馴れ初めなどという生易しいものではない、草薙健一郎という男がその命を賭したお話。
オランピア、夏目家、屋敷、〇〇家。
さあ、幸福という名の美酒を飲もうか。
ちなみにこの章の題の訳ですが、
What is mind?-心とは何か?
No matter.-物質ではない。
What is matter?-物質とは何か?
Never mind.-決して心ではない。
となります。
しかしこの訳、一例でしかなく作中で草薙健一郎も違う訳を口にしています。
英語圏の心の哲学者たちによく知られる一句らしいのですが……。
残念ながら健一郎と水菜さんのおせっせシーンは存在しませんが、これはなくていいんじゃないでしょうか。と思えるお話です。
キスシーンの一枚絵が存在するのですがこれまた……(号泣)
俺、この作品プレイできてよかったよ。
V章 The Happy Prince and Other Tales(夏目藍√)
Ⅱ章の続きということで、このお話はⅢ章を通過していない√となります。一応題名に夏目藍√を表記していますが、分岐でTRUEのⅥに行きます。
もうビジュアルからしてロリですよこいつぁ……。
身長145cm B77/W56/H76 8月25日生まれ。
とか言ったら殺されます。ガチで。(3乙)
☆属性
- 年上
- ロリ体系
- お姉さん
- 料理下手(炒飯除く)
属性が少ない?
よろしい、ならば慰めックスだ!!!
ああ、ちなみに彼女どうやら朝が弱いらしくタライを自らの頭に落として起床したり、マッハⅢとかいう化物バイクに跨っていたり、料理が苦手だったり。(健一郎が好きだった炒飯は除く)
下ネタに対してもあまり耐性がないようで、雫の直哉への下ネタ発言にはよく慌てている。
稟ちゃん同様ぐるぐるお目目が似合いそうなキャラですね。
意外とこの人もポンコツ扱いでもいいかもしれない。
ただ保護者ということと、物語終盤ということもありあまりヒロインとして見れなかったのも事実。こっちよりTRUEに行きたいという気持ちの方が強かったですね。
だってめっちゃこの先のお話が気になるんだもん……。
これは個人的な話になるのだが、そういうシーンの際。
……あるのだ。
俺は真っ平、もしくは上向きの中学生の発達途上状態で時が止まってしまったその平原を目指していたのだ。
しかし、ある。
しっかりとした膨らみが存在してしまった。
そういえば章タイトル、「おや?」と思った方いるかと思われます。わからない人もこういえば伝わるでしょう。
『幸福な王子』
はい、嫌な予感がしますね?
序盤で稟ちゃんが読んでいた本もこれですし、この記事の最初の方で私の所持本の中にもありました。
天才は一人、つまり片翼では羽ばたけません。
雫√にて草薙直哉が起こした愚行。
一番近くで見てきたから彼だからこそ、見ただけでその芸術家は事実にたどり着きます。
そして────。
あとこの話で評価が一転したキャラが一人いまして。
長山香奈という女学生なのですが、彼女はたびたび直哉の追っかけとして登場しており立ち絵すらあります。関係性としては小中とクラスメイトになったことが何度かあるというだけのキャラクターで、その立ち回りからヘイトを集めるようなキャラでした。
しかし、よくよく考えればそれもそのはず。
彼女はメインとなるキャラで唯一、芸術家・草薙直哉の側面を色濃く知っておきながら草薙直哉という人間をほとんど知らないのです。
メインヒロインなどは過去から関係性のある人間ばかりでした。しかし彼女だけは異なり、草薙直哉を見る視点が手の届かない天才。同じ人間ではないのです。
それに草薙直哉の周りにいる人間は何かしらの才能を持つ輝かしい人間ばかりです。逆に彼女は凡人です。その差をだんだんと感じました。
弱い人間という立場から主人公たち強い人間たちを語るそんなキャラです。
そのため、後から彼女の行動を「そりゃそうなるよな」と納得できてしまいました。
いや、やっちゃいけないこといっぱいしてるんで普通に駄目なんですけどね。
どちらにせよいいアクセントになったキャラクターではありますね。
Ⅴ章終盤、直哉はある人間と櫻の森の下で話をします。
その一枚絵の変化が「ああ……」という声を私から漏らさせました。
「そしてツバメは幸福の王子のくちびるにキスをして、死んで彼の足元に落ちていきました」
多分、彼が描いたあの絵には「お前の先にいる」って意味もあるんだろうなって勝手に思ってます。
ED曲、題名は「在りし日のために」
私がこの作品で一番好き、と言える曲です。
OPのピアノバージョンも素晴らしいのですが、映像も相まってⅤ章のエンディングにはかないませんね。
私からこの章で言えることは一言、ただひとつ。
「どうして…………」
VI章 「 」(TRUE END)
あえて章タイトルを伏せています。OPでもこのように空白で記載されていますが、空白がタイトルではありません。
Ⅴ章にて藍√に分岐しなかったその先のお話。
私から語ることはなく、できれば自らの目で確認していただきたい。
最後に
実はこのゲーム、続編の制作が発表されており『サクラノ刻』という題名です。
まあ『サクラノ詩』自体2004年発売予定だったらしく今回もいつになるかわかrゲフンゲフン。
不満点を挙げるならばシステム面、特にオートの部分ですね。ボイスが挿入されている部分とされていない部分の送り速度が違いすぎるので、オート進行はできないと思った方がいいでしょう。
それに加えて主人公である以上、直哉のセリフ及び地の文が多いのにもかかわらず、彼にはボイスが入っていないためながらでやるのにも向いていません。正直この作品ならば彼のボイスはむしろあった方がいいと思いました。
プレイ時間目安は50時間ほどでしょうか。めっちゃ長い。
でも絶対やった方がいいと言える作品です。
女の子に関してもかわいい子ばっかですしね。ていうかこの処女らレベル高い。
そういえばこの作品のイラスト、エロゲやってる古いオタクなら「どっかで見たことあるな」と感じた方もいるでしょうが、それもそのはず原画の一人が狗神煌さんです。
とはいっても何故か原作本には明記されてないんですね。なんでだろ。
長くはなりましたが、これにて筆を置かせていただきます。
家族って良いよね。
~おしまい~